隣の親子達

10時34分に東京駅に着いた。
この間に二組の親子が隣に座ったのだが、いずれも子どもの方は可愛らしいかった。
特に最初に隣に座った男の子は、美少年と言っても過言ではないくらいだ。
もう一人の女の子も中々に愛らしい。

しかし、男の子のお父さんも、女の子のお母さんも如何にも冴えない感じの中年の男女であった。
親子というものは、並べて見た時に、何故か子どもの可愛らしさが減少する気がする。
もしくは時の流れの残酷さを感じると言ってもいいかもしれない。

電車は品川駅へと進みだした。